| 点字鉄道の夜 |
| 皆さんは点字という物を見たことがありますか? 駅の階段の手摺やエレベーターなんかについてる ![]() ![]() ![]() というやつです。(これは「てんじ」と書いてあります)私も存在は知っていましたが、今まで何が書いてあるのかチンプンカンプンでした。 最近点字が読めるとバイリンガルじゃんなどと馬鹿なことを考えてしまいました。 そして、この似非バイリンガル感を少しでも多くの方にも感じて欲しいという身勝手な考えの元、 簡単ではありますが点字入門みたいなものが作りたくなりました。 |
| 目次 |
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☆6つのマス ☆母音(アイウエオ) ☆子音(カサタナハマヤラワ) ☆濁音(ガザダバ)、半濁音(パ) ☆促音(ッ) ☆拗音(ヒャヒュヒョ)、拗濁音(ビャビュビョ)、拗半濁音(ピャピュピョ) ☆数字 ☆アルファベット ☆その他の文字、記号 ☆規則 ☆最後に |
| 6つのマス |
![]() 点字はすべて6個の点で表わされます。 それぞれの点を1の点〜6の点と呼び、1の点〜6の点を合わせてマスと呼びます。 1マスは縦3点の横2点です。 向かって左上から下に向かって「1の点」「2の点」「3の点」、 右上から下に向かって「4の点」「5の点」「6の点」となります。 |
| 母音 |
母音(あいうえお)は向かって左上側の点、「1の点」「2の点」「4の点」を組み合わせて作られます。 あ い う え お |
| 子音 |
「か,さ,た,な,は,ま,ら行」は、向かって右下側の3つの点で子音(K,S,T,N,H,M,R)を表わし、母音(あいうえお)と組み合わせて使用します。 K か き く け こ S さ し す せ そ T た ち つ て と N な に ぬ ね の H は ひ ふ へ ほ M ま み む め も R ら り る れ ろただし、上記の「KSTNHMR」は子音を表すもので、アルファベットを表すものではありません、勘違いなさりませんよう。 「や,ゆ,よ」はちょっと特殊で、「あ,う,お」の点を下に落として右上の点を加えます。 や ゆ よ「わ,ゐ,ゑ,を」も特殊で「あ,い,え,お」の点を下に落とします。 わ ゐ ゑ を「ん」は子音を表す「3の点」「5の点」「6の点」を全て埋めます。 ん |
| 濁音、半濁音 |
濁音、半濁音は2マス使って表します。 濁音です。実際に表記すると以下のようになります。![]() が![]() ぎ![]() ぐ![]() げ![]() ご![]() ざ![]() じ![]() ず![]() ぜ![]() ぞ![]() だ![]() ぢ![]() づ![]() で![]() ど![]() ば![]() び![]() ぶ![]() べ![]() ぼ 半濁音です。実際に表記すると以下のようになります。![]() ぱ![]() ぴ![]() ぷ![]() ぺ![]() ぽ |
| 促音 |
促音は2の点使って表します。 促音(小さな『っ』です)。実際に表記すると以下のようになります。![]() ![]() これで「かっこ」です。![]() ![]() これで「さっか」です。
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| 拗音、拗濁音、拗半濁音 |
拗音も2マス使って表します。 拗音(小さな『ゃ、ゅ、ょ』です)。実際に表記すると以下のようになります。![]() きゃ![]() きゅ![]() きょ![]() しゃ![]() しゅ![]() しょ![]() ちゃ![]() ちゅ![]() ちょ![]() にゃ![]() にゅ![]() にょ![]() ひゃ![]() ひゅ![]() ひょ![]() みゃ![]() みゅ![]() みょ![]() りゃ![]() りゅ![]() りょごらんの通り、「きゃ」=「拗音符」+「か」です。 これは、なぜかというと、ローマ字を思い浮かべてください。 「きゃ」は「kya」と表します。ここで注目するのが真中の「y」です。 「きゃ」でも「にゅ」でも「みょ」でも「kya」「nyu」「myo」で、真中に「y」がつきます。 つまり、この「y」が拗音符だということです。 では、この「y」を取ってみてください。 「kya」−「y」=「ka」、そう「か」ですね。 そう、これが、点字の拗音の仕組みなのです。 一見、点字は出たら目につくられているようですが、こうして見るととても合理的にできてる事が本当によくわかります。 ちなみに拗濁音は拗音+濁音で で表します。![]() ぎゃ![]() ぎゅ![]() ぎょ![]() じゃ![]() じゅ![]() じょ![]() ぢゃ![]() ぢゅ![]() ぢょ![]() びゃ![]() びゅ![]() びょ拗半濁音は拗音+半濁音で で表します。![]() ぴゃ![]() ぴゅ![]() ぴょ |
| 数字 |
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数字の前には必ず「数符」というものをつけます。 数符があると、次の字は数字を表すよ。という意味になります。 これが数符です。数符を使って表記すると以下のようになります。![]() 1![]() 2![]() 3![]() 4![]() 5![]() 6![]() 7![]() 8![]() 9![]() 01つの数符で4桁まで表せますので ![]() ![]() 25![]() ![]() ![]() 807![]() ![]() ![]() ![]() 2001の様に表し、1000より大きい数字を表したい時は ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 45まん□6せん(456000)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2まん□7305(27305)のように表します(□は1マス開けることを意味します) ![]() ![]() ![]() ![]() 6本![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 9時30分ただし、以下の場合は数字ではなく、仮名で書きます。 ☆数字の字音通りに発音しないとき(ヒトツ、フタリ、ナノカ、トオカ、ハタチ、ミソジ等) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 7がつ□なのか(7月7日)☆人名や地名などの固有名詞(エイイチ、シコク、ハチノヘシ等) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() やまだ□えいいち(山田英一)☆数字の意味合いが弱いとき(キンイツ、シクハック等) ![]() ![]() ![]() ![]() きんいつか(均一化)また、数字を見ていただいたときに「アレ?」と感じた方がいらっしゃったかもしれませんが、数字を表しているのは仮名の「あ行」と「ら行」です。 (順番は「1234567890」が「あいうるらえれりおろ」と覚えにくい順になっていますが) なので、数字から「あ行」「ら行」に続くときは非常に混乱してしまいそうだと思いませんか? ![]() ![]() (1位と書いたつもりでも、12と読んでしまいます)その場合には数字と仮名の間に「つなぎ符」というものを入れます。 つなぎ符です。実例は以下の通りです。![]() ![]() ![]() ![]() 1例![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 6インチ |
| アルファベット |
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アルファベットの前には必ず「外字符」というものをつけます。 外字符があると、次の字はアルファベットを表すよ。という意味になります。 これが外字符です。外字符を使って表記すると以下のようになります。![]() a![]() b![]() c![]() d![]() e![]() f![]() g![]() h![]() i![]() j![]() k![]() l![]() m![]() n![]() o![]() p![]() q![]() r![]() s![]() t![]() u![]() v![]() w![]() x![]() y![]() za〜jまでは1〜0までと同じで「あいうるらえれりおろ」の並びです。 k〜tまではこれに3の点を加えて「なにぬつたねてちのと」の並びに成ります。 uvxyzは更に6の点を加えて「はひふむま」の並びに成ります。 ただしwだけは特別で「そ」が当てられます。 また、アルファベットは通常小文字とみなされます。 大文字を書く時は小文字の前に「大文字符」(6の点)をつけます。 ![]() 大文字符は通常次の1文字のみに有効ですが、大文字符を2つ続けて書くと、それ以降の文字すべてが大文字とみなされます。 ![]() ![]() ![]() abc![]() ![]() ![]() ![]() Abc![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ABC1語中にアルファベットから仮名に続く場合はつなぎ符 をいれます。 |
| その他の文字、記号 |
前の段までで、ほとんどの文字は紹介させて頂きましたが、外来字に使う文字(ヴァ、ツァ)や記号(。、)等が少し残っているので、一気に紹介させて頂きます。![]() ウァ![]() ウィ![]() ウェ![]() ウォ![]() クァ![]() クィ![]() クェ![]() クォ![]() グァ![]() グィ![]() グェ![]() グォ![]() ツァ![]() ツィ![]() トゥ![]() ツェ![]() ツォ![]() ファ![]() フィ![]() フェ![]() フォ![]() ヴァ![]() ヴィ![]() ヴェ![]() ヴォ![]() フュ![]() フョ![]() ヴュ![]() ヴョ![]() ドゥ![]() グァ![]() テュ![]() デュ![]() ヴ![]() イェ![]() キェ![]() シェ![]() ジェ![]() スィ![]() ズィ![]() ティ![]() ディ![]() チェ![]() ニェ![]() ヒェ☆仮名用の主な記号 (、) (。) (・) (「) (」)![]() ![]() (…)![]() (%)![]() (&)![]() (*)☆英文用の主な記号 (,) (.) (;) (!) (?) (−) (/) (’)![]() ![]() (…) |
| 規則 |
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☆助詞の「は」と「へ」は発音通りに「わ」「え」で書きます。 (例)カノジョワ(彼女は)、カイシャエ(会社へ)等 ☆音が伸びる場合は長音 (ー)を使います。(例)オトーサン(お父さん)、イキマショー(行きましょう)、モクヨービ(木曜日)、トーキョー(東京)等 例外1.伸びる「あ、い、え」はそのまま使います (例)オカアサン(お母さん)、センセイ(先生)、オネエサン(お姉さん)等 例外2.動詞の語尾の「う」はそのまま使います (例)イウ(言う)、オモウ(思う)等 例外3.伸ばさない「お」があります。これは、丸覚えするしかありません (例)オオイ(多い)、トオイ(遠い)、コオル(凍る)、オオキイ(大きい)、ホノオ(炎)、トオル(通る)、ヨソオウ(装う) 例外4.(例外3)の派生語、複合語は伸ばしません (例)コオリ(氷)、オオドオリ(大通り)等 ☆分かち書きをします。 点字は、それ自体に意味をもたない表音文字です。 なので、言葉に区切り目を持たせないと意味が全く解らなくなってしまいます。 原則は文節ごとに、1マス開けて、句点(。)ごとに2マス開けます。 文節を知るには「ネ」を文章に入れてきれいに切れる所が文節の区切りだと考えると解りやすいです。 (例)夜遅くまで起きている人(よる(ネ)おそくまで(ネ)おきて(ネ)いる(ネ)ひと(ネ)) おそらくこれ以外で「ネ」を入れると文章がおかしくなってしまうはずです。 なので、例文を点字で書く場合は「ネ」を入れたところを1マス開けて書きます。 他には「名字と名前の間」「補助形容詞ナイの前(少なく□ない、だらしが□ない等)」「開けたほうが理解しやすい、発音上切れる(元□教師、満□5歳等)」等の場合に分かち書きをします。 |
| 最後に |
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さて、最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます。 しかし、点字はとても奥が深く、今回ANちゃんが紹介したのはほんのさわりに過ぎません。 組み合わせ次第で、もっとたくさんの記号、更には漢字も表現できてしまいます。 まだ、授業も途中なので、抜けたところも多々ございましたでしょうが、少しでも皆さんが、点字に興味を持っていただけたら幸いです。 そして、もっと点字を知りたいという方は、点字図書館をご利用なさってはいかがでしょうか。 展示器も販売されているそうで、my点字器なんて持ってたら格好いいかもしれませんよ。 私も少し落ち着いたら、リンクも増やして行きたいと思います。 たまにでいいので、また足を運んでください。 でわ。 |
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